2014年03月31日 リリース |
弊社開発のバイオマス発電システムで安定的な発電に成功。 |
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木質バイオマス発電の事業化に向けた新たな技術開発およびその実証を行うことを目的とした事業において、富山県小矢部市の研究工場にて、弊社の特許技術を搭載した実証機による実運用を想定した発電テストを実施。安定的な発電を確認しました。
木質バイオマスガス発電実証機の特徴
燃料投入方式:木質ペレット・ウッドチップ・農業残さペレットに対応可
ガス化方式:熱分解(弊社の特許技術を搭載したダウンドラフト-ガス改質方式)
装置出力:180kw/h
稼働必要電力:24kw
実験使用燃料:木質ペレット・コーンコブミールペレット
実験結果のポイント
○燃料に利用した2種類のペレットでは、ともに安定したガスの生成と発電に成功。
○稼働後に各装置を分解・検証した結果、タールはほぼ発生しておらず、タール除去システムを付加する必要がなく、長時間の発電に充分耐えうることを確認。
○当初の想定より、発生した燃焼ガスのカロリー量が高く、燃料投入量が24%程度低い状態で安定的に発電することを確認。発電カロリー/燃料カロリー比は30%を記録した。
今後の実証機を利用した実験・新開発の予定
○もみ殻ペレット・竹チップ・炭ペレットといった様々な燃料でのガス化-発電実験
○排熱を利用したバイナリー発電による出力上昇
○排熱利用乾燥機を設置し、生チップからの発電実験
実証機見学について
既に本実証機の見学について多数のお問い合わせをいただいており、順次見学を実施していく予定です。
コンテナに格納されたガスエンジン