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お知らせ

2016年09月30日 技術
かぶちゃん村森の発電所 売電開始のお知らせ

弊社が、会員向け通信販売事業等を業とする株式会社ケフィア事業振興会の子会社であるかぶちゃん電力株式会社(本社:東京都千代田区)より受注し、発電装置を納品しました「かぶちゃん村森の発電所」が中部電力株式会社の系統に連系し、2016年9月20日にFIT(固定価格買取制度=Feed-in Tariff)による売電を開始しましたのでお知らせいたします。

かぶちゃん村森の発電所は、国内初のFIT対応型コジェネ木質バイオマスガス化発電施設として2015年6月に竣工いたしましたが、日照率が高く太陽光発電の導入が進んでいた飯田市エリアにおいて、中部電力の上位系統での
送電網増強工事が必要だったことから、これまでは「伊那谷道中かぶちゃん村」内での自家消費用として出力容量を抑えた調整運転を行っておりました。
この度、中部電力の工事が完了し、当発電所との連系が行われたことにより、FIT価格40円/kWでの売電が可能になりました。

かぶちゃん村森の発電所は、周辺地域の山間部から間伐された木材のみを燃料とした360kWの小規模なガス化
発電装置であり、排熱は間伐材チップの乾燥などに利用する、コージェネレーションシステムです。
国内では数少ない、エネルギーの地産地消と採算性を同時に実現することが可能な木質バイオマス発電施設です。



■ 「かぶちゃん村森の発電所」概要
 
事業主体: かぶちゃん電力株式会社
建設地 : 長野県飯田市(伊那谷道中かぶちゃん村 敷地内)
稼働開始: 2015年6月
設備規模: 360kW発電+排熱乾燥機
投入燃料: 間伐材チップ
発電効率: チップの投入量に対して25%以上/熱利用を含めると最大80%
運転時間: 24時間
稼働日数: 330日/年(稼働時間:7,920時間)
排熱利用: 燃料用チップの乾燥、いちごハウス栽培(予定)

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