2020年10月29日 リリース |
もがみまち里山発電所「高出力長時間安定運転」達成 |
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ZEエナジーが独自に改良を進めてきた世界初の500kw規模のガス化発電装置ですが、今年に入ってから月曜午後から金曜夕方までの運転を繰り返してまいりました。装置および設定条件の改善を毎回実施し、運転結果をグラフ化のうえ分析することで装置の性能改善を進めてきております。
この度、当面の目標としておりました、5日間の400kw以上の連続安定稼働運転を達成致しました。
開発当初からタールやススの課題などにより、ある一定出力、一定時間での運転は出来ていたものの、長時間運転をすることにより少量発生していたタールやススなどがエンジンのインタークーラーやターボチャージャー等に付着し、徐々に出力が低下するという課題が残っておりました。海外製の競合メーカーではエンジンはノンターボエンジンを使用するのが通常ですが、もがみまち里山発電所では設計当初からのターボエンジンを使用しており、出力が低下してきたらエンジンを切り替えて運転するといった交互運転で売電を繰り返してまいりました。今年に入ってからのいくつかの改良により、タールやススを更に減少させ、同一エンジンでのほぼ一定出力(定格の80%以上)での長時間運転が可能となりました。
今後は平日のみの運転から徐々に稼働期間を延ばしていき、更なる高出力、長時間安定売電を目指していく予定です。