ZEBIO-Cシリーズ1台で排ガスを利用した循環システムが構築できます。
■ 排ガスや排熱の再利用ができる究極の循環型システム
ライフサイクル全体のエネルギー効率を追求したZEBIO-Cシリーズは、炭化のプロセスで発生するガスを回収し熱源として再利用しています。さらにオプション装置を増設することにより、現在、期待が寄せられている発電システムの構築や化石燃料の代わりに代替エネルギーの利用が可能です。汚泥、ペーパースラッジなど水分を含んだ廃棄物の処理にも適しています。
OPTION ZEBIO-C オプション
80%以上の含水率の廃棄物を、炭化装置本体入り口で約30%まで乾燥。炭化効率を飛躍的に向上させます。また熱風は乾留ガスエネルギーを再利用することでランニングコストを抑えます。(水分量に応じて複数台取付可能)
その他オプション:
軟水化装置 チラー・クーリングタワー 乾留ガス改質装置 排熱ボイラー 脱塵装置 活性炭製造装置 発電装置
ZEBIO-C シリーズの特長
1.乾留ガスを熱源として循環利用
炭化プロセスで発生する乾留ガスを加熱用の熱源として利用する「循環間接加熱方式」です。 このため、少ない燃料で高い熱効率が得られ、ランニングコストの削減に大きく貢献します。
2.80%以上の水分を含む廃棄物の処理が可能
乾燥物だけでなく、含水率の高い廃棄物(汚泥、ペーパースラッジ、生ゴミなど)の炭化も可能です。排熱乾燥装置を組み込むことで、炭化装置投入前に乾燥させる仕組みになっています。これにより、含水率の高い廃棄物の炭化効率を飛躍的に向上させます。
3.省スペース化を実現するコンパクト設計
今までの製造実績と多数の設計経験により、コンパクトな設計を可能にしました。現場にあわせた設計が可能で、スペースの少ない狭い場所にも設置することができます。
4.発電システムにも対応(オプション仕様)
乾留ガスをエンジンに投入したり、排熱を蒸気に変えることで発電システムをオプションで加えることができます。
ガス化の温度設定を変更することにより地域のニーズに応じた運転が可能です。また、炭化/水素燃料製造の切替えができます。
5.自動制御による安全性の確保(オプション仕様)
豊富な経験に基づいた制御システムにより安全性の高い自動運転が可能です。また、自動通報システムなどの導入により万全のメンテナンス体制で運転管理を支援します。
6.ZEBIO-Cシリーズで1台で理想的な循環型システムをサポート(オプション仕様)
バイオマス燃料バーナーの増設で、化石燃料の代替エネルギーとして炭・木質バイオマス・廃食油などを利用することが可能です。これにより、ランニングコストの削減に大きく貢献します。熱交換装置・排熱ボイラー・軟水化装置・カリーナサイクル発電装置(バイナリー発電)などの増設により工場内で蒸気・温水として利用できます。
■ 国内最大級の導入実績を誇る ZEBIO-C シリーズ
対象物 | 業種 |
---|---|
汚泥 | 中間処理業 |
汚泥 | 食品会社 |
汚泥 | 金属会社 |
コーヒーかす | 中間処理業 |
白土 | 中間処理業 |
ペーパースラッジ | 製紙会社 |
家屋解体材 | 中間処理業 |
間伐材 | 建設業 |
下水汚泥 | 下水処理場 |
生汚泥 | 食肉センタ− |
塗料かす | 自動車製造業 |
他多数実績あり |
水分を含んだ汚泥からペーパースラッジ、鶏糞まで
あらゆる産業の廃棄物に対応する最強のラインナップ
■ ZEBIO-C-350 配置例
■ 実績例
■ ZEBIO-C シリーズ諸元表
対象物性状・設置面積・容量などに応じてカスタマイズ、またはオーダーメイドのご相談を賜ります。
形式 | ZEBIO-C-350 | ZEBIO-C-450 | ZEBIO-C-600 | ZEBIO-C-900 |
---|---|---|---|---|
投入量① | 45~50kg/h | 68~75kg/h | 108~119kg/h | 216~238kg/h |
投入量② | 60~100kg/h | 110~150kg/h | 200~250kg/h | 400~480kg/h |
装置寸法 (mm) |
L8,000 × W2,000 × H2,600 | L8,000 × W2,200 × H2,700 | L10,000 × W2,400 × H3,300 | L10,500 × W3,000 × H3,800 |
設置面積 (mm×mm) |
10,000 × 4,000 | 10,000 × 4,000 | 12,000 × 4,200 | 12,500 × 4,500 |
材質 | SS・SUS・セラミックス | |||
電源 | 200V | |||
電力量 | 10kW/h | 12kW/h | 15kW/h | 20kW/h |
燃料 | 灯油、A重油(ガス燃料・BDF も対応可能) | |||
燃料消費量 | max 8L/h | max 12L/h | max 16L/h | max 30L/h |
加熱温度帯 | 300℃~850℃(より高温の場合は材質変更にて対応可能) | |||
オプション | ホッパー 投入・排出コンベア CDS 酢液回収装置 熱交換装置 軟水化装置 チラー・クーリングタワー 排熱ボイラー 脱塵装置 脂分気化装置 タッチパネル式制御盤 スクラバー 脱窒装置 バイオマス燃料熱風発生装置 カリーナサイクル発電装置(バイナリー発電) |
形式 | ZEBIO-C-1200 | ZEBIO-C-1500 | ZEBIO-C-1800 |
---|---|---|---|
投入量① | 400~440kg/h | 600~660kg/h | 850~935kg/h |
投入量② | 530~1,300kg/h | 830~2,200kg/h | 1,300~3,000kg/h |
装置寸法 (mm) |
L14,000 × W3,600 × H4,600 | L14,000 × W4,000 × H5,300 | L17,000 × W4,500 × H6,000 |
設置面積 (mm×mm) |
16,000 × 5,000 | 16,000 × 5,500 | 19,000 × 5,500 |
材質 | SS・SUS・セラミックス | ||
電源 | 200V | ||
電力量 | 25kW/h | 30kW/h | 40kW/h |
燃料 | 灯油、A重油(ガス燃料・BDF も対応可能) | ||
燃料消費量 | max 60L/h | max 90L/h | max 120L/h |
加熱温度帯 | 300℃~850℃(より高温の場合は材質変更にて対応可能) | ||
オプション | ホッパー 投入・排出コンベア CDS 酢液回収装置 熱交換装置 軟水化装置 チラー・クーリングタワー 排熱ボイラー 脱塵装置 脂分気化装置 タッチパネル式制御盤 スクラバー 脱窒装置 バイオマス燃料熱風発生装置 カリーナサイクル発電装置(バイナリー発電) |
【注意】
1. 燃料消費量は処理物の発熱量、含水率、形状、状態または求める炭化物の性質によって大きく変動します。
2. 上記投入量は、①含水率80% の汚泥、②含水率30% の木くずを基に算出しています。
3. 本仕様および寸法は予告なしに変更する場合があります。お問い合わせください。
4. 上記仕様以上の能力が必要な場合は、二基の併用タイプとなります。お問い合わせください。
5. 上記の形式以外にも処理量に合わせて設計いたします。
6. 投入量はかさ比重によって大きく変動します。